血便の色


血便の色は様々です。

血の色で出血している部位が大体分かりますし、それによりある程度病気の予測をつけることが出来ます。





血便の色と出血箇所

◆鮮紅色
 肛門または直腸で出血している

※肛門から出血している場合のほとんどが「いぼ痔」または「きれ痔」です。
  ポタポタと血が出ているようであれば、痔を疑いましょう。


◆暗赤色や赤褐色
 直腸や大腸からの出血

◆タールのような黒っぽい赤
 十二指腸、胃

これらはあくまでも目安ですので、詳しくは病院で検査をする必要があります。

血便は必ず何らかの異常を伴っている

何の異常もないのに血便が出ることはありません。

・痔核(いぼ痔)
・裂肛(きれ痔)
・ポリープ
・直腸炎
・潰瘍性大腸炎
・虚血性大腸炎
・出血性大腸炎
・大腸憩室症
・大腸がん


これらの病気を発症している可能性もあるのです。

また、いぼ痔やきれ痔と診断されたとしても安心はできません。
もしかすると肛門がんや直腸がんかもしれない、つまり誤診されるケースもあるのです。
それくらい、肛門や消化器系の病気はとても厄介なものです。

もちろん、血の色や量、便の状態で何となく病気の種類は分かったとしてもご自身で病気を特定することはできませんし、治療することもできません。

日本人は腸や胃のガンがとても多いと言われています。
血便が出たら何をおいてもすぐに病院で検査を受けるようにしてください。



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